うみのそこ

皆さんはキンプリをご存知だろうか。

アイドルの方ではなく、アニメの方のキンプリだ。

2016年の「King of Prism by PrettyRhythm」を皮切りに、応援上映という新しい上映方法で話題になった作品だ。

「尻からはちみつが出る」などのトンチキなシーンが有名だが、見ればどういうことなのか分かる。キンプリは「考えるな、感じろ」という作品なので、まずは一度ご視聴ください。

映画は大体1時間くらいなので見やすいですし、展開は早いけど話は纏まってて置いてかれることはないです。分かんないところは何回見ても分かんないから安心してくれ！

私の話に戻ります。

推しは一作目の頃から絶対アイドル速水ヒロ。

だったはずなのだが、気づいたら高田馬場ジョージからも目が離せなくなっていた。

ジョージを好きだと認識するまでに紆余曲折があったので、記録しておきたくて筆をとった。

以下、fusetterに載せてた文章の転載です。

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高田馬場ジョージと私が出会ったのは、「King of Prism -Pride the HERO-(通称：キンプラ)」だった。
私は声優の杉田智和さんをDNAのレベルで愛しているのだが、ジョージは台詞が少ないこともあり、初見時では気付かずEDクレジットでやっと気づいた。(言い訳をさせてもらうなら、キンプラはキンプリ最推しの速水ヒロがプリズムキングカップで優勝するストーリーであるため、ヒロに気を取られすぎてしまっていた。仕方のないことではある)
最初、私はジョージのことが好きではなかった。汚い手を使ってでも勝つという姿勢はスポーツマンシップに反していると感じたからだ。それでいてお調子者で、シュワルツローズの主宰である法月仁に媚びへつらう姿をダサいとまで思っていた。

そんな印象のまま、「舞台KING OF PRISM -Over the Sunshine!-(通称：ブタキン)」を配信で視聴するところまで話は飛ぶ。私は元々舞台が好きで、ストレート、ミュージカル、2.5次元関わらず、推し演出家、推し俳優の作品を幅広く見てきた。(一番舞台を見ていたのは大学生の頃なので入れる公演数はかなり限られてはいたが) のだが、正直に言うと、ブタキンは苦手な作品だなと感じてしまった。一番の原因は杉江くんのヒロの“顔”が解釈と違ったといったものである。私がただヒロのことを愛しすぎてしまっていたせいなので、誰も悪くない。(杉江くん自体は良い役者さんだと思っているので本当に残念だと思う)
そんな状態での視聴だったため、全体的にあまり良い印象を抱けなかった。だが、唯一好きだなと思えたキャラクターがいた。高田馬場ジョージだった。アニメのジョージに無理に寄せることはせず、古谷さんがジョージを引っ張る形で演じてくださったのだと思う。それまではジョージのことはいけ好かない奴だと思っていたのに、全力投球で会場を盛り上げる道化としての姿がそこにあった。当時流行っていたサンシャイン池崎をオマージュした客席降りとThe シャッフルのみんなを棒人形で連れてきてくれたところで好きが爆発した。法月総帥に弄られても(ソロでプリズムジャンプを跳んでみろというむちゃぶり)、全力で応えようとして怒られるのも愛らしかった。あと、ダンスが上手いのと笑顔が可愛い。それだけで十分ジョージだった。ここで終わるならば、舞台での推しがジョージだと言うだけで良かった。

それからの1年はジョージの顔が好きだなという思いを抱えながら過ごすことになる。キンプリシリーズは劇場作品しかちゃんと追っていないので、キンプリ自体は少し空白期間になる。(ソシャゲ苦手なのもあった)そんな中、何がきっかけかは忘れたが、ジョージの顔の良さに気付いたのだ。私は元来面食いなのだ。切れ長の目に挑発的な唇。出来れば一生気付きたくなんてなかった。推しはヒロだけという状態のままいたかったのに。たまにTLに流れてくる情報(大体アプリの新規イラスト)を見てはジョージの顔が好きだなと思う日々だった。キンプリ世界のモブの私は、ジョージを推して2年後くらいに顔面の劣化を理由に担降りするだろうなと思い始めたのはこの頃からであったと思う。

そして2019年、私は「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-(通称:SSS)」を劇場で見ることになる。ツイートを見返していたのだが、第一章視聴後と思われるツイートでは「杉田が杉田で萎えてしまったのでジョージ推しにはならないと思う」という旨のツイートを残していた。状況が一変したのは第二章「カケル×ジョージ×ミナト」の三本立てである。ジョージ回でやっとジョージの掘り下げがなされたのだ。岡山で育ち、幼少期はお世辞にもかっこいいとは言えないぽちゃっとした容姿、それでいて法月仁に強い憧れを抱き、東京に出てスタァとなるのだ。どんなシンデレラストーリーだよ！ジョージがずっと仁を慕ってきた軌跡を見たら、もう、ジョージを愛するしかなかった。ミヨちゃんとの関係もよかった。もろもろのことがあって愛が爆発してしまった。事故だった。気付いた時にはもう愛していたのだ。(実はジョージ回を見てからだいぶ空いてしまっているので記憶があいまいです。言語化しておきたいのであとでちゃんと見返して追記します。)

ジョージへの愛を自覚してから、毎日楽しいです。ハッピー！！私も彼女にしてくれーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！
あっ、もう付き合ってたわ。